嵯峨嵐山文華館

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企画展

いまもむかしも 胸きゅん!嵐山

2018年11月01日(木) - 2019年01月27日(日)

嵯峨嵐山文華館のリニューアルオープンを記念して、嵯峨嵐山に関する絵画を一挙公開!
今も昔も、貴族も文化人も庶民も、嵐山を愛していたことがよくわかる、楽しい展覧会です。様々な画家の目を通して、嵯峨嵐山の魅力を再発見してみませんか?

企画展

展覧会の概要

 京都市西部に位置する嵯峨嵐山は、国内外から多くの人が訪れる日本屈指の観光名所です。渡月橋から望む情景、竹林の小道、鵜飼いの灯火など、豊かな自然と伝統が今日まで守り・継承されてきました。
 本展覧会では初公開となる江戸時代後期の画家・矢野夜潮(1782-1828)の「高雄秋景・嵐山春景図屏風」、俳諧師としても著名な与謝蕪村(1716-84)の「いかだしの」(自画賛)、嵯峨嵐山にアトリエを構えた近代の巨匠・竹内栖鳳(1864-1942)や冨田渓仙(1879-1936)らの作品をご紹介します。あなたの胸きゅん!作品を探しに嵯峨嵐山文華館に足を運んでみませんか?

展覧会情報

会期Ⅰ 2018年11月 1日(木)- 2018年12月10日(月)
Ⅱ 2018年12月12日(火)- 2019年 1月27日(日)

※展示替を行います
開館時間10:00 - 17:00 (入館は16:30まで)
休館日火曜日 (祝日の場合は翌日)
観覧料一般・大学生 900円 (800円)
高校生    500円 (400円)
小中学生   300円 (250円)

※( )内は20名以上の団体料金です
※身障者手帳をお持ちの方は介添人1名まで500円(団体 400円)
※幼児無料
※常設展もご覧頂けます
主催公益財団法人小倉百人一首文化財団
後援京都府、京都市教育委員会、嵐山保勝会

作家紹介

矢野 夜潮 (1782 - 1828)

江戸時代後期の円山派の画家。夜潮というのは画家の号で、名は正敏、字は仲観、別号は物集女。矢野家は絵図の制作を生業とし、代々「長兵衛」を名乗りました。夜潮は、二代目長兵衛の次男として天明2年(1782)に生まれます。江戸時代の画論書『画乗要略』(天保3年・1832刊行)には、円山応挙の門下である山口素絢(1759~1818)に師事し絵を学んだとあり、美人画を得意とした素絢に対し、「写景」を得意としたと記されています。本図のほかに、「殿中幽霊図」(福岡市博物館蔵)や「春日祭図巻」(春日大社蔵)など円山派の範疇に収まらないユニークな作例が知られています。

竹内 栖鳳 (1864 - 1942)

京都を代表する日本画の巨匠。「栖鳳さん」と呼ばれ親しまれました。京都の料理屋の長男として生まれ、四条派の画家・幸野楳嶺(1844-1895)に師事、棲鳳の号を与えられます。明治33年に開催されたパリ万国博覧会の視察で初めて渡欧し、帰国後、雅号を「栖鳳」と改めました。
明治45年頃、嵯峨嵐山に別荘「霞中庵」を構えます。本展示では「霞中庵」の印章を署名に用いた作品を複数紹介しています。動物や風景を情趣ゆたかに描きあげる技量は、栖鳳ならではのもの。学校や画塾で、多くの著名な画家を育成したことでも知られています。

冨田 渓仙 (1879 - 1936)

福岡市出身の画家。明治12年(1879)、代々黒田藩の御用素麺の製造を生業とする家に生まれます。明治29年(1896)に京都に出て、竹内西鳳と同門の都路華香(1871~1931)に師事し修業を積みました。大正元年(1912)、第六回文展に「鵜船」が入選、大正年3年、横山大観の推挙により日本美術院に入りその後は院展を中心に活躍しました。大正8年、下嵯峨にアトリエを構え、第六回院展に「嵯峨八景」を出品するなど、嵯峨嵐山をテーマとした作品を多く制作しました。また、車折神社に奉納された桜樹は「渓仙桜」として現在も残ります。

作品